東龍倶楽部について

「東龍倶楽部」は、長崎諏訪神社の秋の大祭「長崎くんち」で奉納される龍踊り(じゃおどり)を、東京で楽しむグループです。

長崎くんちで龍踊り(じゃおどり)を見て育った関東在住の長崎出身者たちが、2003年、ある記念イベントで龍踊りを経験したことがきっかけでした。龍を動かしたその感動が忘れられず、2004年に「東龍倶楽部」を発足。当初の部員は、長崎県立長崎東高等学校同窓生だけでしたが、現在は、龍踊りが好きな他県出身の部員も活動しています。創部した頃はイベント出演が長崎物産展や同窓会に限られていましたが、最近では各地の祭りやコンサート出演もあり、演舞の機会は増えています。

活動内容について

演舞披露の場としましては、主に関東圏にて、物産展などの九州や長崎に関連したイベントや、各地の祭りをテーマにしたイベントなどに出演させていただいています。
(出演依頼についてはこちらのページをご覧ください。)

練習は、原則として第2週と第4週(第5週の場合もあり)の土曜日または日曜日の月2回行っています。ただし、イベント出演の都合や、利用申し込みの抽選結果で予定の練習日が変更になることもあります。練習日は、四谷の長崎産業支援センターに集合し、保管してある龍と楽器をトラックに積み込んで練習会場(新宿区・コズミックスポーツセンター)に移動します。自宅でのビデオ学習のほか、練習会場にて演舞のビデオチェックも行っています。長崎の伝統芸能に恥じない演舞ができるよう努めております。

 

リンク

長崎県東京事務所  ぜっと屋

龍踊り(じゃおどり)とは

龍踊りは、中国の雨乞いの儀式から由来したと言われています。長崎に居留していた中国の人々が長崎の民衆に伝え、日本人独特の繊細な味わいが加えられて完成しました。龍が探し、追う金の玉は、太陽や月を表しています。龍がこの玉を追うことで、地上には恵みの雨をもたらし、五穀豊穣、豊かな実りが叶うとされています。

長崎は、日本が鎖国していた江戸時代、唯一の貿易港として栄え、世界に開かれた都市でした。そのため、長崎では日本文化だけでなく、西洋や東洋の文化が伝来し、独特の文化が形成・発展し、今日に受け継がれています。

龍踊りが奉納される長崎くんちは、長崎の氏神様である諏訪神社の秋の大祭として370年以上の伝統を誇っています。国指定重要無形民俗文化財となっている「長崎くんち」で奉納される出し物には、ほかでは見られない異国情緒豊かなものが数多くあります。くんち囃子(特に龍踊り独特のお囃子)を聞くと、長崎っ子はもう居ても立ってもいられない興奮を覚えます。その長崎くんちで最も長崎っ子を魅了し、心を離さない出し物の一つが龍踊りなのです。